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フード&ドリンク

【金沢あんこ巡り特別編】老舗の400周年記念プレートで味わうあんこの奥深き世界

『森八』さんの創業400周年記念メニューであんこを存分に堪能する


和菓子の老舗『森八』さんが、創業400周年を記念して本店茶寮で特別メニューの提供を始めました。茶寮では、くずきりやあんみつをはじめとした多彩な和スイーツを提供していますが、『森八』さんの看板商品を楽しめるメニューがなかったことから、400周年の節目に提供することになったそうです。

創業400周年を記念した2種類の特別プレート「革新」(左)と「伝統」。茶寮でゆっくりと楽しむことができます。

400年の歴史が詰まった記念プレート「伝統」


「伝統」(1,200円)は、『森八』さんの代表銘菓3種をワンプレートで提供するメニューです。抹茶付き。

まずは「長生殿」。徳島の阿波和三盆糖に北陸産のもち米粉を使用し、400年変わらぬ製法と原料を守り続ける代表銘菓です。

次に「黒羊羹」。厳選した国産小豆と極上の糸寒天、白山の伏流水を使って作られています。

そして「千歳」。紅白の和三盆をたっぷりまぶした牛皮で、コクのある飴炊きこし餡を包んだお菓子です。

8種類のあんこで手作りもなかが楽しめる記念プレート「革新」


「革新」(1,400円)は、手作りもなかセット。もなかの皮8個、自家製餡8種類、抹茶付きです。

『森八』さんの家紋「蛇玉」をかたどった一口サイズのもなか皮が8個付いてきます。

もなか皮にあんこをディップするように載せて楽しみます。サクサクとした皮の食感と、あんこの口当たりを同時に味わえるのがあんこ好きにはたまらないポイントです。

8種類のあんこは、厳選に厳選を重ねたもの。中でも注目は『森八』さん自慢の2種の黒こし餡。『森八』さんでは50種以上のあんこを炊き分けていますが、黒こし餡はまさに老舗の看板ともいえる存在。今回は、もなか用と上生菓子用の2種の黒こし餡を食べ比べできます。

それでは、8種類のあんこを紹介していきましょう。

もなか専用の黒こし餡「もなか餡」。サクサクとした皮との調和を計算した、しっとりとした食感が特徴。

上生用の「黒こし餡」。国産小豆を使った、なめらかでとろけるような食感が味わえます。

ファンが多い粒餡「黒小倉餡」。国産小豆を使用。

希少な国産白小豆を使った「白こし餡」。コクがありながらもあっさりとした甘味が特徴です。

国産白小豆を使った粒餡「白小倉餡」。「白こし餡」よりも豆の旨味がより強く感じられます。

白小倉餡に蓬を入れた「草小倉餡」。野趣あふれる風味が楽しめます。

白こし餡に卵を入れた「黄身餡」。まろやかな口当たり。口の中でふわりと豆の風味が広がります。

白こし餡に抹茶を加えた「抹茶餡」。濃厚で香り高い抹茶の風味が楽しめます。

400周年記念の「能登の宝の塩羊羹」も登場


創業400周年を記念して販売を開始した「能登の宝の塩羊羹」は、大粒の能登大納言小豆と能登産の粗塩を使用した羊羹です。

原材料には、国産てんさい100%の氷砂糖、能登大納言小豆、和三盆糖、寒天、能登産の塩のみを使用。余計なものを加えず、素材本来の風味を生かしています。ほんのり感じる塩味が後味のキレの良さを演出しています。

老舗のあんこを楽しむ至福の時間をゆったりとしたカフェで


大手町にある本店2階の茶寮は、窓から四季折々の自然を望める、ゆったりとした空間です。

今回ご紹介した記念プレート以外にも様々な和スイーツが揃っています。ぜひ老舗のあんこをゆったりと楽しんでみてください。

※400周年記念プレートは、本店森八茶寮とひがし三番丁店のみのご提供です。

店舗情報


店舗名
森八 本店 森八茶寮
住所
金沢市大手町10-15
電話番号
076-262-6251
営業時間
9:00~17:00
定休
年中無休※1月1日、1月2日は休み
WEB
https://morihachi.net/

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